もうさすがに夏はどこかに消えて

秋になりましたね。

教室の植物も暑さが去ってなんだか

のびのびとしている感じがします。

—-

 

しばらく前に教室の黒板に手の骨の絵を

描いてみました。

画像

「あれ、なんですか」とか

「そういうの好きですね」とか

「メタルっすか」とか

「人差し指折れてますね」とか

様々な反応。

 

人間の骨は200個ほど

手の骨は27個 両手で54個

それだけで全体の大体4分の1。

 

手は毎日使っていますが

見てのとおり単純ではない構造です。

思い込みだけで漠然と使っていくのは

勿体無い。

 

 

昔、手の動きがキレイな人が居て

その動きをずっと観察してました。

コップを持ちに行く感じや

何かをつかむ感じが

その頃の僕が思い込んでいた動きと全然違う。

 

そういった事から考えていかないと

可能性って広がらないかもと思って以来

ずっと手と向き合っています。

折角、生まれたときから使っているので

生きている間に少しぐらいは理解してみたいですし

上手に使わせてもらえたらと思っています。

 

勿論、その人だけでなく

多くのミュージシャン、

そして役者さんや

絵描きさんダンサーさん

大工さん

店員さん

色々な人の手の動きや

物へのの触れ方を観察。

手は雄弁にその人の意思や

ありようを語ってくれます。

 

手はつかんだり、押さえたりとても能動的な役割をしてくれる

一方でとても繊細な受信機能を持っています。

 

手には能動と受動が同時に起こります。

演奏と同じです。

動く気持ちが強くなればなるほど受動能力は低くなっていきます。

頑張れば頑張るほど感じられなくなっちゃいますね。

 

大概の部位はリラックスすると柔らかく伸びやかに見えてきます。

手も同じです。

形式的な意味ではなくてキレイな動き。

伸びやかでしなやかな所作は身につけて

いきたいと思います。

(まぁそれを身につけて表現するために形式はあるのですが。)

 

ギターだとエリック・クラプトンは勿論

多くの有名実力派ミュージシャンは動きがキレイです。

動画に多く触れられる時代ですので

その動きの質からも何かを感じてみるのも

いいかもしれません。

 

27個の骨の組み合わせですので動きのバリエーションは豊富です。

より構造を生かした機能的な動きを見つけていきましょう。

素材は同じです♪

触れ方が世界です♪

やればやるほどにわからなくなる。

わからないけど出来るようになる。

それでOK。

わかる力と出来る力は別のものなのです。


 

ギターとベースの教室
Mulberry Music
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