今年は連休関係なくレッスンです。
殆どの方が休まずに来られていて
教室で音楽や様々な話をすることが
楽しみの一つであることに感謝します。

遠くに行けない事によって近くをより愉しむ事は
実は凄く大切なことかもしれませんね。

不要不急でもやりたいというのは
その方にとって一番大切なものかもしれません。
だから社会的には不要でも個人的には必要かつ重要なのです。
それはついつい蔑ろにされてしまいますので
ご自身で大切に育んでください。

さてさて、レッスンに来始めた方々から
こんなに早く色々と楽しめるようになるとは!!
のようなことをよく言っていただきます。

折角教室を開いているので
そうでなくてはと思います。

同時に長く来られている方々は
段々と一つのことを長くやっていくことが
多くなります。

私が「良いんじゃない」といっても
「いや、もう少し……」
のような感じでもう少し詰めていくことが
増えてきます。
そういう粘りが自分の中から出てくると
段々とその方が面白くなってきます。

どんなことでも此方から興味を持ったり
面白がることは出来ますが
その方自身が面白く、興味深くなることは
また違うことなのです。

その方一人ひとりの中にある
美意識、まだ形には出来ないけど
存在している形。

そこに向かっていって何か形が
現れてくることで出てくる魅力。

そこに到るには、自ら「違う、そうじゃない」
「少し近づいた…かな…」
という問答を繰り返していく中で歩みを
進めていくことしかできないのでは
無いかと思います。

そういった事をしても良い事を知ってもらったり
寄り添い同行するのも教室の大切な役割かと思っています。

まずは自分に向かって粘り始めましょう。
その歩みを進めていく中で必然的に他者や集団に働きが及ぶ
ようになってくると思います。

そうやって一つのことをコツコツやっていると
意外と多くのことが出来るようになっています。

私自身ゆっくり進んでいるつもりになっているが
まだ早く進みすぎだったと常々気付かされています。