新年度のレッスン枠移動等のバタバタも
少し落ち着きをみせてきました。
新中高生も部活などが始まり少し新しい環境に
適応してきているようです。

さてさてレッスンや体験レッスンをしている生で出てくる話に
動画や教則本などを使って練習してみても
中々身につかなかったり理解できないのです
というものがあります。

取り合えず学校の授業を思い出してみてください。
教科ごとに練られて作られた教科書を
専門の教員が手ほどきしています。
そして習熟度をテストして確認しています。
多くの場合それが必要なのでそうしています。
それでも中々理解し身に着けることが出来ない事はよくわかると思います。
ですから教本や動画を見ただけで分からなくて出来ないのは普通の事です。
ちょっと説明を聞いて「わかった!!」といって自己判断していても
ほとんど分かっていないのはとても普通の事です。

その位に自分が普通であることを理解するのが先ずは大切な事です。

教科書を読めば説明されなくても大体内容が
分かりある程度の評価や共感を得られるほどに実践や創作できた人。
今迄にも独学でも人より抜きんで居て一目置かれる程度何かが出来た人。
であれば独習でもそこそこは出来るかもしれません。

それでも必ずあるところで頭打ちになります。
自分の思い込みや恒常性の壁に突き当たります。
それ以上になりたければ
それを自覚し自分で自分を超えていくようにトコトン試行錯誤を
積み重ねていくか、誰かから手ほどきを受ける事が必要です。

厚さ1cm程度の教本も1冊をざっとやるだけでも恐らく2,3年はかかるものです。
手ほどきもそれなりに関係が深まり理解の積み重なるまでに時間はかかります。

良い先生を探してあちこち彷徨う時間
動画をあれこれ探して知識を得る時間も否定はしませんが
どこかで腰を据えてコツコツと手を動かしていく事は大切です。

指導させていただいていて
何事かを目を引く、一目置かれる程度にできる人は
学ぶ忍耐力に長けているなと思う事が多いです。
さっと理解できる力も大切かもしれませんが
突き詰めて悩むことに慣れている事の方が
重要かと思います。

こういった言葉が漠然としたものに聴こえるか
明瞭なものに聴こえるかも各自の状態次第のようです。

何かと読みにくい文章ですが
たまには古い記事も読んでみてくださいね。
既に読まれている記事でも再発見があるかもしれません。

更にそうそう、昨年のベストセラーで「独学大全」って本が
ありましたね。
とても熱の籠った本で
あれを読んで実践して継続し検証していければ
それは力が付くだろうと思います。
でも出来る人は買った人の何パーセントいるのだろう??
それも普通です。
独学も決して楽な道ではありません。
その道での修練は必要です。


何にせよ学んだと思ったらアウトプットして確認して進んでいきましょう!!
その試行錯誤が大切です。
アウトプットしないと頭だけの思考錯誤になっちゃう。