梅雨が明けたら一気に猛暑ですね。
学生たちは夏休みに入り何だか嬉しそうです。

8月は3回レッスンなのでお休みの予定を伝えると
レッスンがない事を残念がってくれます。
休んで悪いねと思いつつ、ワクチン接種と
いくつかやる事のために時間が必要なのでゴメンと手を合わせます。

さてさて昨年からよく言われる不要不急という言葉。
ギターレッスンは一般的に不要不急なものかもしれませんし
それでいいと思います。
一般的に不要不急であるからこそ各々には本当に必要なもの
であるとも言えます。

やらされてやるものではないので
各々の弾きたい気持ちや、続けたい、学びたい、探求したい
気持ちが大切ですね。

小さなお子さんや学生たちも
教室に来て学ぶために親御さんを説得したり、
通い続けられるように勉強を(それなりに)頑張ったり、
月謝をバイトで賄ったり
音楽をしたい自分の居場所や環境を作っているようです。

急ぎ足で上達する人もいれば
ゆっくり進みながらいつの間にか「おっ」と思わせる
音を出す人もいます。
急ぎ足で進んでもどこかで時間がかかります。
ゆっくりのようでも結構遠くまで進んでいきます。
それぞれの性分や生理的な感覚で進んでいけばいいです。

僕自身長年弾いていますがまだまだ日々発見があります。
それはひょっとしたらガッカリ残念なことかもしれませんが
とても楽しい事だったりします。

どうか自分にとって必要な事にはたっぷりな時間を
自ら与えてください。
その身体に宿しているものでもすぐに分からない事は沢山あります。
環境、境遇は各々様々でありますが
小学生の子だって上げ膳据え膳でレッスンに来ているわけではなく
必要に応じて自らを動かしています。

夏のような猛々しい暑さではないけど
静かで穏やかで持続的な熱量。
そんな皆さんと毎日触れられて幸せです。
気が付けば出来る事が増えています。