梅雨に入ったけど過ごしやすい日が続いてますね。
教室周りの木の剪定もそろそろかな??

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私のレッスンでは身体の使い方について話す機会が
比較的多いと思います。

私が身体について考え出したのは20代中ごろです

私自身ある程度運動が出来たほうだったと思っていますが
スマートというよりがむしゃらにやるほうでした。
いじめればいじめるほど強くなるという昔の考え方ですね。
中学の頃はサッカーをしていましたが
毎朝10km位は走ったりしてた記憶があります。

16歳で楽器を始めたときも取りあえず出来そうなことを
毎日がむしゃらに弾いていました。
勿論、表現とかを考えるのも好きでしたので
ただ強く弾くばかりということはありませんが
力は基本的に「入れる」ものだと思っていました。

そんな感じで夢中になって弾いているうちに
18歳位で腱鞘炎になって……ケアする知識もないので
だましだまし弾き続けて右手も左手も動かせないほどに。

外科やマッサージ・整体など色々なところに通いましたが
一向に良くなっていきませんでした。

整体1回5千円、先生は「一日おきに来るといいよ♪」
10代の僕には無理でしたね。

そんな状態でも毎日弾いていました。
痛まないように庇いながら弾いているので身体のあちこちに無理がかかって
「頸肩腕症候群」に、頭痛や肩こりもひどかったです。

数年はそんな日々でしたので痛いのや身体が重いのが当たり前で
リラックスや力が抜けている状態なんてもう想像も出来ませんでした。
包帯やテーピングで固めて歯を喰いしばっているのが当たり前。

23歳の頃には身体や手の中からギシギシ音が聴こえる状態で
ときおり息もできない位の激痛も起こるように
なっていました。本当に馬鹿。

24歳になる頃
「自分の使い方が悪くて壊したのだから人に治してもらおうなんて無理だよな」
という考えを思いつきました。
普通、最初に思いつくべき真っ当な考え方ですね。ほんとお馬鹿さんです。

そこで図書館へ行って医学書や解剖学的な本を見て
身体の構造やどのように連携して
運動していくかを学んでいきました。
演奏や日常での行動も無理の少ない動きを
考えて・試して・観察して見つけていきました。

すると見る見る調子が良くなって
数ヶ月で痛みもほぼ消えていき、
1年位で身体を庇わなきゃとか
意識することも無くなっていったのです。
痛み出してから約7年間の出来事です。

そういった経験から私は身体に興味を持つと同時に
それらを機能させていく楽しさも知りました。
そして、さらに様々な書籍を読み
ボディーワークを通して身体の反応を味わい、
お医者さんの理学療法の勉強会などの末席に参加させていただき
手技などを経験させていただきました。

今ではその時期の苦しみや完治するまでの過程を経験したこと
はとても良かったと思っています。
それはその後、僕が知りたかったことを理解するために
必要な考え方を身につけ知識を得ていくきっかけにも訓練にも
なりました。

こういった過程を通して
自分が持っている可能性を探る重要性に気がつくことが出来ましたし
日々レッスンを重ねる中で誰しも同様であることも確認できました。

私はお医者さんではありませんので
治療などはできませんがこういった事で得たことを
音楽や様々な活動に役立つ形にして
お伝えるすることはできると思い実践しています。

その後も幾つかのコンディションの異常
(病気だと思っていませんのでそうは書きませんよ)
もありましたが、そういった事柄がさらに
知識や認識を深めていくために役に立ってきたと思います。

こういう事は言葉にするのが難しいのですが
上記の事はがむしゃらにやったから得られた経験と知恵ともいえます。
レッスンも15年以上は今のペース(月28日レッスン)でやっていますので
今もがむしゃらかもしれません。
基本的に僕は量をこなすことが大事だと思っています。
1万時間ルールも当たり前だと思います。

しかし、その量をこなす事に痛みや苦痛を伴わなくてもいいのです。
しなやかな身体で疲れることなく日々をすごし
楽しさと創造力に満ちた1万時間を過ごすことは可能だと知ってください。

僕が通った道は僕においては必然だったり、
僕の本能が選択してきた道ですので
真似は目的にしないでください。

僕の若い頃にこういったことを説明してくれる役割の人が
いなかった。ただそれだけのことです。

こういったことは人生の宝だと思っていますので
経験や年齢とは関係なしに皆様に知っていただきたいし
僕が伝えうることは隠すことなくお伝えしたいと思っています。

最後に10代の僕にメッセージ
「力は”入れる”のではなく”出す”のですよ!!」

きっと突込みが入るので余命を計算している方にもメッセージ
「1万時間は今まで他で培われてきた事で短縮可能です!!」

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今日も文字だけ真っ黒ブログ♪ます。

参考までに動画を一つ。
教室ではおなじみの動きですね。


これは関節の柔らかさではなく動きとしての柔らかさです。

見慣れないだけで誰にでも出来る動きです。

こういったことを知るだけでも可能性は広がっていくと思います。