前回のブログで書いた「推測」が
難しいのですよねと何人から言われました。
確かにそうですね。
長い時間をかけて色々と推測を立てて試行錯誤していくのは王道です。
でも、そんなに時間が無いのですという状況も理解できます。
だから僕のような存在・仕事の役割があるといえます。
皆様に僕がしてきたことや方向性を提示することができます。
またそれを皆で共有・検証していく場として教室があります。
一人で黙々と行うより、漠然とした集団ですごすより
効果は高いのではと思います。
当然、誰しもオリジナルの人生です。
僕が歩んだ道を皆さんが歩む必要も意味もありません。
たまたま僕は僕なりの理由では音楽や物事に対して試行錯誤をするような状況だった。
試行錯誤を助けてくれる出会いや状況があった。
試行錯誤を続けられる環境が常にあった。
教えるという仕事を何故か重要視してきた。
様々なタイミングで皆さんとたまたま出会った。
たまたま出会った皆さんと場所と私がいて教室になっている事実。
誰しもたまたま得た中で推論をしていくしかありません。
しかし、どんなときもそこに充分なヒントは存在しています。
そんなたまたまを楽しみながら推論を重ねていってください。
また教師という役割の一つは皆さんが批判したり、検証したりする
対象にしていいことだと思います。
ですので安心して僕がブログで書いていることやレッスン時にお伝えしている内容を
検証したり、批判しながらご自身の発見に役に立てていただけたらと思います。
凄く大きい枠では信じながら、同時に常に疑い・検証しながらは私に対しても
また自分自身に対しても行っていく作業です。
錯誤し続けるということは
ずっと失敗している自分を認めて受け入れることでもあります。
多分そこが一番難しい。
自分が楽になるための考えというものを拒否するには
もっと大きな自分を信じること感じること。
だから試行し続けられるのです。
この記事を読んでくださることも含め
たまたまの出来事が自分を制限している
フレームに気がついたり外にでるためのヒントです。