本日も少々の振り替えと事務等、そして練習。
今月は年明けの忙しさやインフルエンザ、風邪でお休みされた方が多かったので
その分の振り替えも多めで程よいオフ感で気を抜き切らないのがいい感じ。

夜は久々に名古屋へ行く、
若いころによく音を出して遊ばせてもらったお店が
もうじき閉店されるとの事で挨拶に顔を出す。
お店にはQueen名古屋公演帰りのお客さんが多数。

昔、そこで毎晩のようにBluesを演奏していた。
今ほどあっさりした時代ではなかったので
1曲を何十分とやり続けた。
夜の11頃からやり始めて終わるのはいつも朝、
時には朝9時とか。
そして一日あれこれ過ごして、また夜にどこからともなく集まって
朝まで演奏、24時間戦えますか?のコマーシャルの時代。

上手い人もずいぶん見たし、やったし、
どんどん上手くなっていく人もいた。
ブルースの定型コード進行の中で毎回違う展開を楽しんだ。

同じ楽器を使いまわして演奏しても一人一人違う音がする。
そして、何を弾いても良い音をさせる人がまれにいる。
単純に上手い下手だけではなく音に宿るものも様々だ。
そういう違いをずっと観察していた。

そうそう、ココイチのカレーは組み合わせが
一兆通りあるらしい。

12小節ブルース定型の中での選択肢はもっと多いと思う。
僕らがギターを弾く、ピッキングする動作の中での動きの組み合わせ
ももっと多いと思う。

ココイチが凄いのは定番メニューの中に
一兆の可能性を見出している事。
それによって単純に見える事にものすごい奥行きが生まれる。

同じように楽器を奏でる中の
ちょっとの動作、手を握る、物をつまむ、腕を降ろす
という言葉が示すものの中に
どれだけの動作の可能性を見出すことができるか?
一つのコード進行の中でどれだけの可能性を見出していく事が
できるか?
そうやって可能性を見出していくことが常々大切だと思う。
そうやってれば必ずいい感じに到達する。

その可能性が見出せなくなったときに一つの終わりがやってくる。
そして、新たに可能性を見出しやすい場所へと移っていくのだと思う。

それは仕様がないことだけど止揚があるから
それもいい。ともかく進もう!!

教室には一人一人の沢山の人が来る、
そしてレッスンの時間という枠の中で様々な初めての瞬間と出会う。
まだまだ、マン・ツー・・マン レッスンの中で遊びつくした気も
知りつくした気もしていない。