最初は1人の生徒を受け持ったことから始まったこの仕事も
四半世紀が過ぎた。
知識・技能・経験不足だったり勢いがありすぎたりその時々大変だった。
でもやっているうちに段々慣れてくるこなれてくる。
慣れて余裕ができた分だけ何かを詰め込む状況が生まれてくる。
バラエティー豊かに詰め込まれた色々な事柄の要点が見えてくると
物事が単純になっていく。
単純になったらまた多くの事が扱えてくる。
その大変さにもまた慣れて詰め込むものを探している
自分を見つけるから面白い。

今日来た生徒に
「ちょと今大変でね」というと
「いつも大変そうでじゃないですか」といわれた。
そうだねとゲラゲラ笑える状況が嬉しい。

さてさて、最近は教室で色々とやることが多い。
できるだろうと思ってやっている事と
手の付け方もわからない事の
両方ある。

面白いものでやることを引き受けて
あれこれやっていると何だかわかってくる。

ギターのピッキングだけでも
今まで考えてもみなかった方法を思いつくこともある。
良い音を出すチェックポイントがいくつかあったとすると
今までよりもっと単純にその条件を満たす方法が見つかると
いった感じだ。

何故そんなやり方を思いつくのかはわからない。

でもきっと今年のこの状況じゃなきゃ
思いつかなかったのだろうと思う。

こういうのが面白い。

やってくる状況はやってくるままに向き合うがよろしい
と思う。

毎日が表現しているものを受け取る毎日。