ちょっと言葉遊び
ピンチとは
・身動きが取れない状態・追い詰められた状況・困難を伴う局面
です。
そんな状況から新しい展開が生まれて何かプラスに転じていく事を
「ピンチは(が)チャンス」と言いますね。
何故それが成立するかというと以下の5つにまとめられます。
- ピンチは、現状を打破する契機になる(変化を強制し、新しい行動を促す)。
- ピンチは、隠れていた能力やリソースを引き出す(極限状態で真の実力が試される)。
- ピンチは、周囲の支援や協力を得る契機となる(人とのつながりが強まる)。
- ピンチは、成功への伏線になる(失敗や危機を乗り越えた経験が次につながる)。
- ただし、ピンチをチャンスに変えるためには、冷静な分析と柔軟な対応が不可欠。
ピンチという状況が見せてくれる何かを観察していく事によって
新たなものを発見していく事により先が開けていきます。
ピンチ=チャンスなら
「チャンスは(が)ピンチ」も成立します。
なぜチャンスがピンチになるかというと
チャンスが来たという非日常感が視界や思考を狭めさせ平常心を失わせて
いくほどに失敗に繋がっていくからと考えられます。
ピンチもチャンスも受け取る情報としては非日常感による不安定さとして感じられるの
だろうと思われます。
その感覚に対してポジティブな面を感じればチャンスでネガティブさを
感じるならピンチと思ってしまうのかも知れません。
そんな時こそ落ち着いて観察していく事によってその非日常感の中に冷静さと
新たな発見の機会がある事に気づけるのだと思っています。
そういった事を上手く表現したのが仏教説話「蜘蛛の糸」かと思っています。
有名な話だと思いますので一度この観点から考察してみてください。
また別の言葉で「成長」があります。成長するとは今の状態からより好ましい違うものに
変化していく事です。
自分が変わっていく事、未知のものを学ぶ、取り入れる事には時に不安を感じることもあります。
成長は喜びでもあるかもしれませんが変化していく事に抵抗感を感じるものでもあり得ます。
だから成長できそうなものから逃げたくなる気持ちが生じるのは無理もない事です。
変化したい、成長したい気持ちとそれに反するネガティブな気持ちや行動は
もとは同じものの受け取り方の違いだと思っています。
物事から生じるポジティブさネガティブさに振り回されないように
眺めたり、観察していくことは大切なことだと思っています。