台風がさっても天気はぐずついていますね。

夏休みも終わったせいか何故か教室も落ち着いた感じがしています。

宿題プリント50枚を残していた少年も無事にやり遂げたそうです。

おめでとう良く頑張った!!…?…!!!

——

 

先日の記事へのコメント

「上手と下手と駄目」に関して

質問がありましたので

コメントで返信しましたが

もう少し補足的に書いてみたいと思います。

前の返信コメントと共にお楽しみください。

 

上手と下手はそれぞれが相対関係にある言葉ですよね

一人の人が別の人と比較されたときに○○より上手だったり○○より下手

という事がありえます。

 

また何か一つの美意識や技術的な正解があった場合は

それの習熟や達成具合によって上手ー下手という

判定を下すことが出来ると思います。

何にせよ基準に対して相対的な価値なのです。

また上手ー下手があるということは何か基準があるということですね。

 

「駄目」はそういった基準がない状態です。

そこからは

何も成立もしなければ

発展もしないし

理解して尊重すべき点もさほどない

こういった事は往々にして

堂々巡り……

目先を変化させる事で退屈を紛らわすけど

結果同じことの繰り返しが多いので

「駄目」ということになるのです。

 

一生懸命だったり真面目にやっていても

「駄目」だったりするのですね。

なぜそうなるかといえば正解が現れないから。

なぜ正解が現れないかといえば現れているものを認識できていないから。

 

 

表現は表すものと現れるものという言葉です。

何か思ったり行動したりするということは「表(あらわ)そう」ということです。

意識の有無を問わず「表そう」がなければ始まりません

「表す」気が無い「駄目」もありますがそれは今回割愛しますね。

そして表したいもののビジョン、表すための知識・技術等が

必要になってきますね。

 

しかしそこだけに躍起になってもモノは成立しないのです。

「現れてくるもの」の存在があります。

例えばこの記事でも 毎回何となくテーマを決めて書き出すのですが

書いているうちに言いたい事を良く表す言葉が見つかったり

ちょっとしたニュアンスの違いを表してくれる言葉と出会ったり。

書きながら驚いています。

こういった事は音楽でも他の創作活動でも生活でもよくある事だと思います。

 

この「現れるもの」が現れていない状況が「駄目」ということです。

「現れ」があって正解とか上手ー下手が判断できます。

 

そして往々に「駄目」な状況が生まれるのには

今起こっていることを知覚できていなかったり

(今起こっていることが「現れ」ですからね)

他者の世界(これも「現れ」)に対する尊敬がなかったり

することが多いのかなと思います。

要するに自分のことで頭が一杯ということですね。

「いや ちゃんと他のを聴いています!見ています!考えています!!」

という方は他者のことを考えている私で頭が一杯っていう

ケースを検証してみてください。

 

こういう話題は言葉が多くなっていくのですが

ピッタリした感じは得られないですね、まさに「下手」です。

でもこうやって言葉を尽くせるのも幸せなのかもしれませんね。

多くの言葉を消費しながら何かが浮かび上がればと思います。

言葉や思考を越えてそれが現れる瞬間を捕まえてくださいね。

 

対面の会話だともっと噛み砕いて

様々なたとえ話が出来ますので

希望の方は「上手く」話題を振ってくださいね。

 

長文にお付き合いありがとうございます。

 

ブログでは言葉が多いですが

教室では実技が多いですよ

でも脱線も多いかも♪

基本的には真摯でありながらも笑い声の多い教室だと。

なぜなら楽しさは常に今起こってますから!!

 


 

ギターとベースの教室
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