今週に入ってから基本レッスンが終わっていますので

振り替えレッスンや体験レッスンをぼちぼちとやりながら

少しのんびりと過ごしています。

少し出ていた疲れもとれてすっかり回復です。

 

楽器店で教えていたときも

今もよく言われるのですが

「想像していた感じと全然違う」

ギター・ベースのレッスンや教室に関してです。

概ね肯定的な意味で言ってもらえているようです。

 

皆さんが何を想像していたのかは知りませんが

何だか楽しい場所として扱ってくださっています。

また何の疑問も無くギター教室ってこういうものだと思って

通い続けてくれている方々も沢山居ます。

「だってここしか知らないし……」

 

何が他と違うのか???

 

僕にとって教室は不思議と大切な場所です。

多くの仕事や状況の中で選択を迫られたときに

何故かレッスンや教室のほうを選択してきました。

何故かは僕自身不思議でした。

 

教室の中で行っていることは基本的に

そこに来られている方々の世界を表現するための事です。

教室の役割には一般的なルールを覚えてもらうこともあります。

でも沢山のルールは一人ひとりがもつ世界を表現するための

ツールとして身につけたほうが楽だからというだけのものです。

身につけなくても構いません。

ルールはどんどん状況次第で変わっていきます。

ルールを把握するのはともかく目的にしてもしょうがありません。

常に大切なのは自分の世界をきちんと見つめて表現していくことです。

自分の世界を構築していく力に気づいて欲しいと思います。

自分の世界といってもそこには様々な状況や他者がいます。

それらも含めて自分の世界です。

それらを否定することなく構築していってください。

 

教室の役割で「地域のために」と言われる事も多いのですが

今来られている方々、

これまでに指導させていただいた方々一人ひとりが

様々な背景を持っておられます。

僕はその時々一つのところにいることが多いのですが

それでも多くの国や様々な遍歴を持った方々との出会いがあります。

感覚的に地域を観測の定点と出来ない僕にとって

地域とは実態が無く観念的なものです。

ですから常に目の前に現れる流動的な人そのものが対象となります。

 

地域のために何をすべきかは僕にはわからない事です。

ただ真摯に向き合って認識された一人ひとりの世界は

その世界が向き合うそれぞれの空間・場所で創造性を発揮し

幸せや喜びを表現するのではないかと思います。

それが隣人のため、地域のため、世界のためになるのではと思います。

 

恐らく業界や社会というものを基準にするより

個人の認識する世界が面白く興味深く大切だと

感じる本能が僕にレッスンや教室を選択させてきたのだと思います。

 

その辺が何か面白い感じの場所になっているのかもしれません。

この感覚がどのくらい一般的なのか変なのかに興味が無く

そのままで行動してしまうのが面白かったり変なのかも知れませんね。

……もうわかりません(笑)

 

僕の場合はセンス的に個人から社会へと向かっていくのですが

社会から個人と向かうセンスの方も当然いらっしゃると思います。

実際は不可分(どちらも観念)ですのでどちらかが極端な優位性(リアリティー)を持てば

構造的ないびつさを生みます。

こういった二項の対立につじつまをつけて

その二項を肯定・内包するような概念を構築・認識していくことが

その方が世界を発見していくことになります。

ああでもない、こうでもないという私的な時間を大切にしていきましょう。

 

 

ギターとベースの教室
Mulberry Music
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