何かを好きになっていくと
段々と構造に興味が湧いてくる。

物でも、作品でも、人でも何でもそう。
これは・あなたはどんな感じで出来ているの?
という問いが現れる。
すなわち興味を持つという事である。

好きな曲があったら
その曲の構造を色々な角度から分析してみる。
イントロ-Aメロ-Bメロ-Cメロ(サビ)-間奏-エンディング
の基本素材がどのように組み合わさって
曲を構成しているかを把握する。

A,B,Cそれぞれのブロックもどのようにできているか
色々と感じてみたり考えてみたりする。

有名な構造には起承転結というものもある
元々は漢詩の構造で歌詞を書く人はこれを意識する人が多い。

映画だと3幕構成が基本で
状況設定–葛藤–解決
の構造になる。

第1幕では状況設定を観客に理解してもらう。
そしてここで目的が示される。

第2幕の葛藤は その目的を阻む出来事が多数に起こり
主人公はとことん翻弄される。
ここが観客が引き込まれるドラマの中核で一番の長さがある。

第3幕で解決となる。
出来事が転回して解決に向かう。
ここで第1幕で提示された目的とは違う
本当の隠れていた目的・テーマが提示される事も多い。

そういう骨格をつかみながら
作品を鑑賞してみたりしてみるとまた見え方が変わってくるかもしれない。

物によっては表面上は淡々としていても
構造自体がものすごく複雑なものもあったりする。

こういう構造を理解りたり発見していくのは
とても面白い。